スニーカーをシュリンクで保護してみた

どうも。

前回、熱収縮フィルムで試しに小さい箱(プラモの箱)をシュリンク ラッピングしましたが、今回はスニーカーをシュリンク ラッピングしてみます。

前回の記事はコチラ
熱収縮フィルムでシュリンクラッピング




スニーカー をシュリンク ラップで保管〜1回目〜


御徒町のガード下のスニーカー屋さん等でシュリンクラッピングされたスニーカーを展示販売していますよね、アレです。

加水分解したスニーカーをラッピング

今回のドナーは既に加水分解が起きているスニーカーです。
コレ。atmos別注AIR MAX95です。
AIRMAX95 ATMOS

勿体無い精神が出て履かずにいたらご覧の通りの有り様。

湿度の多い日本では避けられない現象です。

本来なら新品の内にラッピングするべきですが、もう遅い。
しかし、こんな状態でもラッピングしておけば手に取って眺める事が可能なのでは!と思い実行してみる事にしました。

シュリンク ラップ開始

必要な道具は以下の通りです。

用意する物

  • 熱収縮フィルム(goot 熱収縮フィルム)
  • ヒートガン
  • シーラー(今回はハンダゴテ)
  • カッター
  • 型崩れ防止用シューキーパー
  • スチール定規
  • ダンボール等ハンダゴテの熱にも溶けない物

準備

2つ折のフィルムを袋状にする為、スニーカーのサイズに切り出したフィルムを溶着します。
前回使ったハンディシーラーは難しかったので、今回はちょっと強引ですがハンダゴテで溶着します。

ハンダゴテでシール

ハンダゴテでの作業は火傷や火の元に注意して作業しましょう。

ダンボール等の上にフィルムを置き、フィルムの上にクッキングペーパーを充てがって、上からコテで線を引きます。

ハンダゴテを直接フィルムに付けてしまうと溶けるだけで溶着出来ません。
溶けたフィルムがコテ先に付着してしまう事もあります。

耐熱のクッキングペーパーの上からであれば、ハンダゴテでもキレイな溶着が可能。

スチール定規に沿ってコテ先をゆっくり動かします。5回引きました。
白いのがクッキングペーパー


スニーカーには乾燥と形状保護に木製のシューキーパーを入れてあります。

既に加水分解している為、恐る恐るスニーカーを入れて、入り口(踵側)をハンダゴテで密封します。



温風を当てます

熱いので火傷に注意して下さい。

袋詰した状態
袋詰が完了したら、90℃の温風でフィルムを収縮させます。
ヘアドライヤーでは収縮不良になったり時間がかかったりします。
ヒートガンの使用を推奨しています。

正解か判りませんが、側面から徐々に上方に向い温風を浴びせて行きます。

スニーカーとヒートガンの距離は10〜20cm位で様子を見ながら。

途中空気がたまりフィルムがパンパンになってしまったので針で逃げ穴を開けています。
完成後にセロハンテープを貼れるようにマジックでちょこっと印を付けておきます。

完成

左脚だけ完成…爪先が収縮不足かな

いきなりですが、左脚だけ完成です。
ちなみに右は失敗しました。後程リトライします。

難しいですね。
かなりシワが出てしまいました。
もう少し収縮出来そうですが、穴開きが怖くて止めてしまいました。

失敗の原因?は、底面の収縮時に土踏まずの所がパンパンに張ってしまい穴が開きました。
ダンクやAF1等フラットな底面だと簡単だと思いますが、95は土踏まずの箇所がエグれているので温風の加減が難しいです。

あまり納得出来る出来ではありませんが、第1号として良しとしましょう。

これで加水分解したスニーカーも触れる事が可能です。
改めて手にして眺めると着用しなかった事が悔やまれます。

ご注意

新品のスニーカーでシュリンク処理をした処で、加水分解の進行は止められません。
進行を遅らせる事は期待出来るのかも知れませんが、残念ながら進行を完全に止める事は不可能だとおも

但し、加水分解したとしてもシュリンクしておく事で手に取る事が出来るだけでも嬉しく思います。

でも、やはり履いて楽しむのが1番でしょう。


今回使用したフィルムが紫外線を防ぐ表示が無い為、色褪せもあるかも知れません。
使用している内に気が付いたら報告します。

以上…続くと思う…





2022.9.17 update 以下の商品が大き目の袋状なので更に使い易いです。


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